私が生まれる1964年以前から嘉手納ロータリーの中に「千代松」という料亭がありました。
その店では当時、嘉手苅林昌さんが活躍していました。
そこへ子供が授かれないから追い出された私の母が身を寄せ、唄者の修行がはじまりました。
店の仕事にも慣れた頃、店に訪れた琉球政府立法議員を生業としておりました父と運命の出会い。
母は妻子持ちの父と恋に落ちてしまいます。
なんということでしょう、子供は宿せないはずの母が身ごもってしまいました。
それから十月十日も経たずして、この世に生を受けた男の子こそが私、かぼちゃであります。
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